インフルエンザワクチンはどっちがいいの??注射 vs 経鼻
インフルエンザワクチンは、注射と点鼻とどちらが良いかの質問をよくいただきます。
以下に簡単な比較表を掲載します。
経鼻ワクチンの明らかなデメリットは、接種後に鼻水が出やすいことと費用がかかることくらいです。
(※つくば市在住の場合は注射2回分と自己負担額は同額です)
これらが了承できるようであれば基本的には経鼻ワクチンを優先して良いでしょう。
ただし、以下に当てはまる方は接種できませんのでご注意ください。
- 1週間以内に喘息発作を起こしている
- 過去3週間以内に抗インフルエンザ薬(タミフルなど)の内服を行った
※厳密には以下のようになります。かかったばかりの方は注意!!
オセルタミビル(タミフル🄬)—48時間あける
ザナミビル(リレンザ🄬)—48時間あける
ぺラミビル(ラピアクタ🄬)—5日間あける
バロキサビル(ゾフルーザ🄬)—17日間あける
ラニナビル(イナビル🄬)ー接種する医療機関とご相談ください - ゼラチンでアナフィラキシーを起こしたことがある
- 免疫不全の疾患がある/状態である
- 重度の免疫不全状態の方のご家族(1週間程度は免疫抑制状態の方へは感染させてしまう可能性があります)
- アスピリン等のサリチル酸系医薬品、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸を服用中
- 妊娠中
参考文献
日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会「経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方 ~医療機関の皆様へ~」
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=607
Centers for Disease Control and Prevention (CDC).Live Attenuated Influenza Vaccine [LAIV] (FluMist) is given as a nasal spray.
https://www.cdc.gov/flu/vaccines/different-flu-vaccines.html
Centers for Disease Control and Prevention (CDC).Influenza (Flu) Vaccine Safety.
https://www.cdc.gov/flu/vaccine-safety/index.html
