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溶連菌性咽頭炎

溶連菌性咽頭炎は、A群溶血性レンサ球菌(いわゆる「溶連菌」)が喉に感染して起こる病気です。主に3歳以上の子にみられます。典型的には発熱と喉の強い痛みで急に発症します。通常は抗生物質により速やかに治癒します。

 

症状と経過

突然の高熱(38~39℃台)で発症することが多く、同時に喉の激しい痛みが現れます。喉は真っ赤になり、扁桃に白い膿が付着していることがあります。
体の皮膚にざらざらした手触りのぶつぶつが生ずることもあります。
子どもではしばしば嘔吐や腹痛も伴います。
また、セキや鼻水がないことも大事な特徴の一つです。

治療をしない場合でも、症状は1週間程度で自然軽快することが多いですが、後述の合併症のリスクが高まります。

潜伏期間

2~5日程度と考えられています。

治療法

抗生物質が治療の中心です。多くは内服を開始して24時間程度で解熱し、感染力もほぼなくなります。菌の確実な退治のために10日間きちんと服用する必要があります。

治療をしなかった場合でも1週間ほど症状が持続した後に治癒することが多いものの、扁桃周囲膿瘍やリウマチ熱などの合併症のリスクがあります。

再受診の目安

抗生物質の内服を開始して2日経過しても症状の改善がないとき。

※感染して1ヶ月くらいしてから、発熱+関節痛が出たり、体が浮腫んだり尿が赤くなるときには合併症を起こしている可能性があり、受診が必要です。


入浴

可能です。

運動

可能です。

食事

食べられればいつも通りでかまいませんが、口の中が痛くて食事がとれない場合、柔らかく刺激の少ない食事(おかゆやスープ、ゼリーなど)を工夫し、脱水にならないよう少しずつでも水分を摂らせることが大切です。

予防法

手洗いとマスクが有効です。

登園登校の目安

抗生物質を飲み始めて1日経過し、解熱していれば登園・登校は可能です。

 

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