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RSウイルス感染症

RSウイルス感染症は乳幼児に非常に多く見られる病気で、2歳までにみな一度はかかると言われています。大きな子にとっては風邪と変わりませんが、赤ちゃんがかかるとぜーぜーしやすいのが特徴です。

 

症状と経過

発熱、鼻水、咳などが一般的で、大きな子にとっては風邪症状と変わりはありませんが、乳幼児では発症から5〜7日目に向けて咳がだんだん悪化し、ぜーぜーしたり呼吸困難が生じることがあります。


症状は長く続くことが多く、数週間単位で咳が残ることも珍しくありません。

尚、抗原検査で感染の有無を判断できますが、保険診療で実施が可能なのは1歳未満のお子さんのみです。

潜伏期間

4~6日。

治療法

RSウイルス感染症に対する特別な治療薬はなく、対症療法が基本です。

入浴

可能です。

運動

ぜーぜーしているときや咳がひどいときは控えましょう。

食事 

いつも通りでかまいません。

再受診の目安

苦しそうなとき、発熱が4-5日以上続くとき、ぐったりしているときは再受診しましょう。

予防法

残念ながら小児科外来で一般的に接種できるワクチンは現状ありませんが、妊娠中にお母さんが接種し、出生後のお子さんをRSウイルスから守るタイプのワクチンがあります。ごきょうだいがいる家庭は生後早期の感染リスクが高いので、接種を考慮しても良いでしょう(産婦人科にご相談ください)。
日常では、基本的な感染予防策が重要です。手洗いやマスクなどで予防します。
兄弟姉妹にかぜ症状がある場合、できるだけ赤ちゃんとの接触を避けさせ(これが難しいのですが…)、看病する保護者もマスクと手洗いで家庭内での二次感染を防ぐことが大切です。

登園登校の目安

熱がなく元気で、ふだんの食事がとれていれば登園・登校は可能です。
ぜーぜーしているときは休む必要があります。
※ただし園や学校の独自のルールがある場合もあります。

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